【株式会社あきた創生マネジメント】モデル企業インタビュー#1

秋田県外国人材受入サポートセンター

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はじめまして。株式会社あきた創生のマネジメントを担当しております阿波野です。 弊社は秋田県の能代市、大館市、秋田市で介護事業を展開しています。2017年頃から新卒・中途採用が難しくなり、人手不足が続いている中で、技能実習制度に介護分野が追加されるというニュースを見たことがきっかけで、2019年から海外人材の受け入れを開始しました。

海外人材受け入れの課題と学び

当初、地元では海外人材の受け入れ例が少なく、私自身も「言葉は通じるのか?」「介護の仕事に適応できるのか?」「文化や宗教の違いはどう影響するのか?」といった不安を抱えていました。また、メディアではネガティブな報道が多く、正しい情報を得ることが難しい状況でした。

しかし、実際に受け入れてみると、言語の壁はあっても、丁寧な研修や日々のコミュニケーションを通じて、彼らが積極的に学び、成長していく姿を実感しました。特に、価値観の共有が重要であると感じ、日本人スタッフと海外人材が一緒にグループワークを行い、お互いの意見を引き出せる場を設けることで、相互理解が深まりました。

また、日本語で自分の気持ちを表現することで、海外人材のストレスが軽減され、定着率の向上にもつながっています。

生活面でのサポート

秋田県は全国的に見ても給与水準が高い地域ではありません。そのため、海外人材にとって重要なのは、生活面のフォローです。弊社ではシェアハウスを会社で借り上げ、個室と共同スペースを用意し、快適な生活環境を整えています。特に宗教的な配慮として、お祈りの場所も確保することで、安心して暮らせるようにしています。

また、日本の生活に馴染むためには、地域のルールや習慣を知ることが必要です。町内会の付き合いやゴミの分別、公共交通機関の利用方法など、先輩の海外人材や日本人スタッフが管理人としてサポートし、生活面での困難を減らしています。

採用時に工夫していること

特定技能の採用を始めた際、最初に転職した人材は給与ではなく「日本にいる彼氏の元へ行く」ことが理由でした。このようなケースを防ぐために、現在では面接時に「日本での目的は何か?」をしっかり確認し、家族の意向や将来の展望を把握するようにしています。

また、海外人材は求人票の細かい部分を見ていないことが多く、特に「手取り額」と「総支給額」だけを確認していることがわかりました。そのため、弊社では求人情報をわかりやすく説明し、強調すべきポイントを事前に伝えるようにしています。

地方での採用の難しさと今後の展望

海外人材の採用は、地方では特に難しくなっています。日本に来る人材は増えていますが、多くは東京や大阪などの首都圏に流れ、地方にはなかなか定着しません。

そのため、弊社ではインドネシアの地方行政機関や学校と連携し、日本語や介護の勉強をした人材を迎え入れる仕組みを整えています。さらに、日本での経験を活かして、将来的にはインドネシアに戻っても一緒に働ける環境を構築することを目指しています。

未来へ向けた挑戦

秋田県は少子高齢化が全国で最も進んでいる地域の一つです。働き手が減る中で、事業の継続には新しい取り組みが欠かせません。同じやり方では継続が難しいため、新たな人材の受け入れやテクノロジーの活用、多様な働き方の推進が必要だと考えています。

そのために重要なのは「新しいものを受け入れる土台作り」です。海外人材の受け入れに対して不安を抱える企業も多いかと思いますが、一歩を踏み出すためには、まず情報を正しく得ることが大切です。

情報はインターネット上にあふれていますが、実際に受け入れている企業を訪れ、日本人スタッフや海外人材の生の声を聞くことで、新たな気づきを得られるはずです。ぜひ、受け入れ企業と直接話し、一歩を踏み出してみてください。

私たちあきた創生マネジメントも、地域と連携しながら、持続可能な介護事業の未来をつくっていきます。

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