外国人材との共生は、“制度”ではなく“つながり”から始まる

外国人材を“人手”として見ていないか? ―いま、私たちが本当に向き合うべきこと

おはようございます。

いま、日本の製造業・建設業・農漁業、そして介護現場において、外国人材は欠かせない存在となっています。しかし、彼ら・彼女らを取り巻く現実は、想像以上に過酷なものです。

たとえば最近は、「技術・人文知識・国際業務(技人国)」という、専門性や学歴を条件に来日した高度人材でさえも、嘘の求人、低賃金、孤立、契約違反といったトラブルに直面しています。空港に誰も迎えに来ない、言葉も通じない、仕事がない。そんな「放置」と「搾取」が、私たちの足元で起きています。

これは制度の隙間の問題でもありますが、もっと根本的なのは、「人手不足を埋める存在」以上として見ていない日本社会のまなざしです。

外国人材を迎える企業の中には、派遣会社に任せきりで、契約内容や生活状況に関心を持たないケースも少なくありません。いくら適正な派遣料を支払っていても、そのお金が本人にきちんと届いていなければ、意味がありません。

制度を変えることは重要です。ですが、制度だけでは人は守れません。

必要なのは、「共に働き、共に生きる」という地域全体の意識の変革です。

そこで、今年度から私たちが新たにスタートするのが、

AGWH(AKITA Global Work Hub)です。

この取り組みでは、秋田県内外を問わず、受け入れ事業者、仲介業者、海外側の送り出し機関、そして教育機関が横につながり、

外国人材の定着と活躍のために、現場の知恵と課題を立場を超えて共有、連携することを目指しています。

送り出す側・受け入れる側の垣根を越えて、情報と想いが行き交うことで、

現場での孤立やすれ違いを防ぎ、安心して働き続けられる環境をつくっていきます。

秋田という地域にとっても、外国人材は「よそ者」ではありません。

ともに働き、暮らし、未来をつくっていく仲間です。

小さな一歩が、大きなつながりになります。

地域から、支え合う未来を育てていきましょう。

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